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真冬の北海道にて、撮影時の服装についてお話します。(ワシやタンチョウの撮影土台)

冬の北海道の川

ワタシは毎年2月頃、1週間から10日間ほどかけて北海道で撮影しているのですが、極寒地撮影ならではの悩みが尽きません。

特に最初の頃は、気温の感覚もまるで分からなかったので、色んな失敗を重ねて来ました。

今日は、そうした経験からお薦め出来るアイテムをご紹介してみます。

「そんなの知ってるよ」と言うのもあるかもしれませんが、もしご興味あれば参考にしてみて下さい。

極寒地での撮影

羅臼の流氷とワシ

なんせ、こんな時期に撮影してて一番の悩みが「寒さ」だと思いますが、皆さまはどの様な出で立ちで撮影に挑んでおりますでしょうか?

極寒地で何度も撮影されて居る方であれば、お気に入りの暖かなジャケットなどの一枚や二枚持って居るでしょうけど、初めて行く時には「どのくらい寒いのか?」と言うイメージが湧きにくいかと思います。

或いは、撮影中にどんな事で困る、或いは助かるのか、とか、色々と経験して行くと「持ってたら良かった」と言うアイテムが出て来ます。

まずは、撮影時の「装い」から、ご紹介してみます。

*商品のご紹介の多くは、Amazonアフィリエイトリンクを貼って居ます(Amazonマークが貼られています)。もちろんご紹介した商品と違う商品もたくさんありますので、探してみるとお好みに近づけるかと思います。Amazonのページを開くと、関連商品もたくさん出てくるので、色々検索してみて下さい。

 

撮影時の服装

音羽橋の撮影風景

撮影時と言っても、色んな場面があると思いますが、ワタシが体験した中で最も寒かった場所は、断然北海道鶴居村早朝の「音羽橋」でした。

ココは、何と言っても川から立ち上る川霧(けあらし)が素晴らしい情景となるので、厳寒期早朝、1日で最も気温が下がる時間帯に2、3時間立って撮影している状態になりまして、その寒さと来たら「死ぬほど」で合って居ると思います(笑)。

ちなみに川霧は、マイナス10℃以下ぐらいから発生するとされてます。

この場所の特性として、車で時間潰ししてる訳にも行かず、場所取りの制約もあるので、まだ暗いウチからずっと立って居るのがスタンダードな状況で、一番綺麗に映るのが日の出頃。

となると、1日で一番寒い時間に極寒の中で撮影すると言う状況です。

で、ココでの服装はどんな洋服を選べば良いか?となりますが、

ダウンジャケットは、必需だと思いますが、ダウンジャケットでも特に機能が高いモノでないと、あまり役にも立ちません。あっ、薄着で来てしまった場合、すぐにギブアップしてこの場から退場する羽目になります。

んで、「機能の高いダウンジャケット」と言えば、

カナダグース一択になるのではないかと経験上思って居ます。

 

カナダグースラルディーニジャケット

CANADAGOOSE | (カナダグース) 日本公式サイト
カナダグース (CANADA GOOSE) 日本公式サイト1957年カナダのトロントにて創業したファッションダウンブランド。厳密なプロダクトコントロールと、革新を続ける確かな技術力で「Made in CANADA」にこだわり生産しています。

カナダグースは、言うまでもなく北極でも活動出来るジャケットとして開発された商品で、機能性は申し分なく、ワタシが音羽橋に立つ時は、もうこのジャケット一択だと思って居ます。

気温が、ー20℃ほどまで平気で下がるので、お安いジャケットでは何枚重ね着した所で寒くて寒くて仕方ない状況に追い込まれます。

このジャケット、今まで色々と着用して来て、ビックリするぐらい暖かかったです。ただ、ワタシの持って居るのは、「ラッセルパーカ」と言う丈が短いモノなのでそれだけは悔やんで居ますが。

難点は、なんせ今現在人気が沸騰してしまって、とにかく品薄状態が続いてるって事です。毎年9月頃からそのシーズンの販売が始まるらしく、10月下旬くらいにはほぼ普通のサイズは無くなってしまうって事なんですよね。

あとは、偽造商品(偽物)が氾濫してるので、購入には注意が必要です。出来れば直営店、信頼できる取り扱いショップ(BEAMSやFreak’s store、zozoで購入するのも安心かと)で購入した方が良いと思われます。

買い逃してしまった場合、一年後、しっかり早めに動けば定価で見つかります。

ただ、最近人気が出過ぎて、モンクレール的な「タウン(街)用」なんて出して来てますから、しっかりダウンが多く入ったジャケットを選ぶべきです。

ちなみにワタシが、現地で使用して来たダウンジャケットの(勝手な)評価は、

・モンクレール×

・デュベティカ×

・ザ・ノースフェイス△

・カナダグース○

って感じです。

「カッコより機能」が優先される中、カナダグースはプレーンなデザインで、カッコまで良い訳で、トレンド感と合わせて最もお薦めできるジャケットではないでしょうか。

お値段は、そこらで買うより数段高価ですが、大事に使用すればたぶん一生物に成り得るんで、絶対にコスパが高いと踏んで居ます。

 

上着

鶴居サンクチュアリでの撮影風景

上着の組み合わせとしては、

ダウンジャケット

マウンテンパーカー

スポーツパーカー

ネルシャツ

タートルネックニット

下着

の組み合わせで撮影に望む事が多いです。

 

ダウンジャケットの下に薄手のマウンテンパーカー(ノースフェイスやカリマーがお気に入り)を着てます。

厚手のフリースを下に着た事もあるのですが、風が入ってくると全然役に立ちませんでした。

風を通さない少し厚手の素材のモノが良いと思います。ただ、あまり厚い素材だと、嵩張りが気になってくるので、好みで調整が必要かと。

 

その下には厚手のパーカーを着る事が多いです。

ニットは、安いモノでも何でも良いのですが、とにかく天然素材(ウール等)にこだわってます。肌に近い洋服ほど、素材に気を配ろうって感じ。

肌に直接触れる様にニットを着るのが、ポイントかな。ウールニットだと、熱を持ってくれるので、ちょっと動いて熱補充が出来ますから。

 

最後に下着。長袖にする事が多いかな。

上の様な綿(コットン)100%で選ぶ事が多いです。

 

あと、乾燥して居る気候では、静電気に悩まされるんですけど、重ねる洋服の「素材」を合わせる事で静電気が発生しづらくなると言うのは豆知識。

でも、そんな事も言ってられないので、多く発生する方は「静電気除去アイテム」も試してみると良いかもしれません。

 

下半身

鶴居村サンクチュアリでの撮影風景

下半身は、

「トレッキングパンツ」と呼ばれるパンツを一番上に、

トレッキングパンツ

スウェットパンツ

肌着(長)

下着(パンツ)

の組み合わせが多いです。

トレッキングパンツは、風を通さない厚手の素材を選ぶのが吉です。

ノースフェイスやカリマーは、機能性とデザイン性が優れて居ると感じてるので、使用する事が多いのです。

コンビニの雨合羽も使えるのですが、温度がちょっと上がったりした時、中で蒸れてしまい、その水分がまた冷えるとかなり危険です。相当冷えると思った方が良いです。

とにかく「風を通さない事」が一番必要ですが、次に降雪、吹雪いてる状況も多々有りますから「防水性能」も必要です。

ワタシは真冬にカワセミを撮る事も多く、その際も「トレッキングパンツ」はとても重宝するので、お値段はあまり考えないで気に入ったのを選ぶ事にしてます。

節約するのは、要らない雑誌を買わないとか、脂肪にしかならないお菓子などを控えるとかで頭の中整理してます(笑)。

 

下に履くスウェットパンツは、裏起毛してる素材が、撮影中も良好な感覚をくれます。

上の商品は、amazonで探してみたモノですが、ポリエステル含量が多いのがちょっと気になってますけど暖かそうですね。ワタシもこの様なパンツを使用してます。

 

肌着は、やはりコットン素材が肌に優しいんですが、最近は動きやすさや耐久性も求められるから、どうしてもポリエステルが混紡されるのが多いですね。

こんな所ですが、下着のパンツもコットンなど自然由来の素材が肌に優しいので、ご参考にしてみてください。

 

小物

帽子(ニット帽)

鶴居村サンクチュアリでの撮影風景

小物の中で必需品は、ニット帽かな。

ほぼデザインで購入する事が多いのですが、ニット帽はダウンの帽子とか襟と擦れあってあまり長持ちしません。もちろんボロボロに擦れてても、機能はあまり変わらないと思いますが、帽子ってのはかなり気分が変わるのでお気に入りのデザインのモノが良いかと思っています。

ただ、ニット帽も素材にウールが多く含まれて居ると、アクリルやポリエステルより暖かいかと思います。もっともウールが一番早くボロボロになる気もしますが。

 

手袋(グローブ)

羅臼流氷船上での撮影風景

次に手袋。

撮影用手袋の選択は、個人的に結構難しいと感じています。上のノースフェイスと同じタイプのモノを使用してます。ゴアテックス素材が、ホント重宝しますね。

基本、手首にベルクロが付いて居る防寒用を選びます。風の流入や防水、そして着用しながらカメラを操作出来るモノがポイントだと思っています。

あと、最近はスマホ対応とか、手袋を脱がなくてもスマホ画面を操作出来るモノもあり、手袋したままタッチパネルを操作出来るとかなりラクです。

しかし経験的に感度が悪い事が多いので、結局脱いでスマホ操作する事が多い気がします。

以前、撮影用の「指がめくれる」手袋をよく着用してましたが、結構着脱が多いので面倒になり、薄手のスマホ対応手袋を嵌める事が多くなりました。極寒地で指を出したままだと、すぐに悴んで(かじかんで)しまい物の数分しか持たないです。

撮影中は、スマホを見る機会が意外に多いのですが(野鳥の生態などを調べたり、次に移動する場所の地図を開いたり、スマホを使用しています)、基本的には手袋は脱いでスマホ操作をする事にしてます。結局いつも通り操作しようとすると、素手の方が早いんで。

基本的に野鳥の動き待ちの時は、手をアウターのポケットに入れて保温したりしてます。

手袋(グローブ)は、極寒地ではとにかく必需品なので、お忘れにならない様に。

 

シューズ(防寒)

鶴居村サンクチュアリで撮影する人

シューズですが、ワタシは以前「トレッキング用」のスニーカーを使用してましたが、今は断然コチラです。

ノースフェイスばかりご紹介してますが、決して何か直接貰ってる訳ではありません(笑)。

ワタシのとは違う商品なのですが、今年辺りからたくさんの種類が出て来ました。足首をすっぽり覆ってくれるこうしたブーツタイプのシューズがお薦めです。

ソールもヴィブラムタイプだったりで、多少の雪道だったらそれほど滑りませんし、意外に防水性能もあります。

以前はモコモコのシューズと言えばアグ(UGG)と呼ばれるブーツ一択だったんですが、最近ノースフェイスから色んな形のブーツが販売されています。

アグに比べると安くて機能から考えるとコスパが高く、コレは絶対にお薦め出来ます。

 

ネックウォーマー

暖かなネックウォーマーも必需品です。

マフラーでももちろん良いのですが、すっぽり被るスポーツタイプがお薦めです。

最近は熱を発生させてくれるモノなどが開発されてる様でして、以前よりかなり暖かさを感じさせてくれる様になりました。

極寒地でコレが有るのと無いのとでは雲泥ですので、ぜひ一枚揃えた方が良いと思います。

注意としては、鼻先まで被るタイプ(鼻の辺りに穴が空いていて、呼吸が出来るタイプ)は、以前ワタシも使用してましたが、アイピースのガラスが曇ってしまう事が多いと思います。曇り止め施工されているアイカップもある様ですが、ワタシは使った事がありません。

なので、ネックウォーマー装着時は、口を被せるくらいまでにしています。

 

サングラス

サングラスも必需品と考えた方が良いと思います。

日本人はサングラスってあまり身近なアイテムではないのでしょうかね。目から入る紫外線は、とても危険であるし、個人的に感じるのは「サングラスしないで雪の中に居ると、本当に疲れる」と言う事があります。撮影ではただでさえ「眼」を酷使するので、保護の為にした方が良いと思います。

サングラスは楽天でもAmazonでもたくさん扱いがあるんですが、写真のみで選ぶのであれば名前の通ったブランドの方が安心感が高まりますね。最近は寸法なども明記しているので、ご自分のサングラスなどと比べたりすると、イメージが湧きやすいかもしれません。

 

レインカバー

カメラ機材用のレインカバーです。

ワタシが使用しているのは、上の型より古い型のシンクタンクフォトハイドロフォビアですが、これは降雨、降雪、などのレンズ保護に使えます。

それと、あまりに気温が下がった時などは、放っておくとレンズも凍るので保温してあげた方が良い場合があり、ピキピキに凍った時はコレを装着してホカロンでも入れてあげると良いかな、と思います。

長いレンズ用のレインカバーは、品数も少なくて選択の余地に限りがある中で、コレは重宝しています。canon純正とかで、レンズとカメラをすっぽり覆うモノがありますが、あちらはポンチョみたいに覆うモノで野鳥撮影には不向きですね。(風でフワフワしてしまうので、鳥が驚きます)

レンズとカメラに密着するタイプがお薦めです。

 

サーモス(魔法瓶的水筒)

あると便利なモノの代表にサーモスがあります。

コレ、何度か紹介してる気がしますが、ワタシの場合コレが無いとソワソワしてしまいます。

寒い場所での暖かいコーヒー、紅茶は最高の癒しでして、軽くて保温性抜群のサーモスがかなり使えます。もうかれこれ5年ほど使用してますがいまだに現役です。近場での撮影などでも、ホント重宝してます。

 

良いモノを手に入れるには、経験が必要

羅臼港に飛来するオオワシ

ご紹介した商品が、どなたにも合って居るかと聞かれると、ちょっと答えに窮してしまいます。基本的には、ご自分で探して、何度も失敗してお目当てに出会う感覚の方が合って居るとも思いますが、自分の経験からちょっとご紹介してみました。

あと、無駄のない買い物をしたいのは、人情なので安価なモノから検索するのも良いのですが、比較的高価なブランド物は、作りもしっかりしていて長く愛用出来る可能性が高いと思っています。

その中で好きなブランドを探せると、人生楽しくなりますよね。

カメラメーカーもそうだし、各機材もそうだけど、自分に合うブランドがあると思うし、すぐに全部揃えなくても、ゆっくりと吟味して探して行ければ楽しいですね。

基本的な極寒地撮影の装備についてご紹介してみました。

北海道の外れまで行く道東の撮影旅行。楽しくない訳がありませんが、こうしたアイテムを充実させて行くと、更に感動も高まりますので、ぜひ充実させてみてください。

ではでは!

*ご紹介した商品のリンク先は、当ブログとは関係ありません。リンク先商品のお問い合わせは、各販売店にご相談ください。

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