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【最新版】オオワシ流氷船での撮影記(動画もちょっとアリ)

朝日をバックに飛ぶオオワシ

毎年極寒期2月に行っております北海道道東、羅臼でのオオワシ撮影最新版です。

この雑記が連なる我がブログでは(笑)、多くの方に観ていただいているワシ、羅臼のコンテンツの一つなので今回も手を抜かずに投稿して参ります。

そうそう、皆様にお礼しなければなりません。下記投稿を見てくださった少なく無い方々にAmazonや楽天でお買い物していただきました。いえ、ワタシの手もとに入るお金は微々たるモノですが、中にはわざわざワタシのサイトから購入して下さった方もいたのではないかと恐縮しております。この場をお借りしてお礼申し上げます。どうもありがとうございました。

真冬の北海道にて、撮影時の服装についてお話します。(ワシやタンチョウの撮影土台)
ワタシは毎年2月頃、1週間から10日間ほどかけて北海道で撮影しているのですが、極寒地撮影ならではの悩みが尽きません。 特に最初の頃は、気温の感覚もまるで分から...

 

今回は早朝便にて、やっと流氷と太陽が(まともに)絡んでくれた風景をお伝えできるかと思いまして、ただ撮影の難易度が高い中(明るさなど)で撮った写真なども少々の解説と共に置いてみたいと思いますので、どこかご参考になる事を祈りつつ投稿してみます。

では参りましょう!

*今回の写真は2019年2月のモノになります。

羅臼流氷船早朝便

朝日の中飛んでいる大鷲のシルエット

ちなみに「流氷船の早朝便とは?」ですが、例えばワタシが毎回利用しております北海道羅臼観光船「ゴジラ岩観光」さんであれば、AM5:00出発(状況により時間は変動)の「根室海峡クルーズ」と言う名前で行っている「撮影コース」の事を指しておりまして、ワタシが勝手に「流氷船、早朝便」と名付けている言い方でありますのでご理解下さいませ。

「撮影コース」は、一日に2便運行してまして、AM5:00とAM9:00の出航時間があります。

概要を上に載せましたが(ゴジラ岩観光ウェブサイトより抜粋)、随時変更する可能性がありますので、詳細につきましてはゴジラ岩観光さんのウェブサイトをご確認くださいませ。

根室海峡クルーズ | ゴジラ岩観光

 

天候と流氷の状況

早朝羅臼港に停泊する根室海峡クルーズカムイワッカ号

まだ暗い中を羅臼港沖に出航して行きます。

いつも数ヶ月まえに乗船予約を入れておく訳ですが、早朝便(1便)にするか2便にするかは結構難しいトコでありまして、ワタシの場合は天気予報で決める事が多いです。つまり「晴れないと早朝便では良い写真を見込めない」と決め打ちしておりまして、早朝便で晴れ間が望めない時は、躊躇なく2便に差し替えをしています。

ちなみに、ゴジラ岩観光さんから届く前日の電話連絡時に相談して、翌日の時間変更は可能な事が多いです。でも基本予約した時間での乗船となりますから、この辺りは各業者さんに相談してみて下さい。

 

早朝に羅臼港を出発した流氷船からの風景

こんな感じで羅臼港沖に進んで行きます。

進む先は「流氷のある場所」へ。

 

羅臼沖の流氷群

天気や流氷の状況は、ご自身が利用する業者に相談した方が早いです。流氷は一日で現れる事もあれば、一日で消えてしまう事もあり、潮の流れに左右されるとのお話を聞いています。

流氷が少ないシーズンは、どうしても運に左右されてしまいますね。

一応調べる事もできまして、この辺りのサイトが参考になるかもしれません。

海氷情報センター 海氷観測情報
最新の海氷速報や、沿岸・船舶・航空機からの海氷・流氷観測情報、写真等を掲載しています.

 

ワタシの場合、今回もう何年振りに流氷が観れたか分からないくらい久しぶりの流氷状況でした。

天気も良い予報だったので、あまり迷わず早朝便に乗船でした。

そうそう、今回は動画を撮ってみましたので、所々で貼ってみます。あまり動画を撮った事がないので、品質が悪いんですけどご容赦くださいませ。

下の動画は、いよいよ撮影が始まる時の状況です。初めて行かれる方には、流氷船上の様子が参考になるかと思います。(音出ますので、音量にご注意ください)

流氷船はこんな感じで撮影が始まります。

 

撮影した写真と動画

流氷の上で辺りを見回すオオワシ

投稿する度にワタシの写真などが参考になるのだろうか、と少し心配なのですが、観てくださる読者の方々のアクセス数と質問やレビューなどから、自分の写真がちょっとでもお役に立っているのかなぁ、なんて想像しながら写真を置いて参ります。

 

朝日と羅臼沖の流氷

ちょうど日の出に合わせて流氷に到着です。ホント久しぶりの流氷でワクワクしています。初めて来た時が一番良い流氷の状態でしたが、今回も悪くはありません。

 

朝日と羅臼沖の流氷の中でオオワシ を撮影する人たち

日はもう昇って来ているのですが、雲が少し影を付けていました。朝日の淡い色合いは良いですね。船内も慌ただしく皆で撮影準備を開始してます。初めてらしき女性たちは「キャーキャー」テンションが上がって来る瞬間です。

しかしここでテンションが上がってる人は、ほぼほぼ早々撮影に飽きて船内キャビンでお休みしてますが(笑)。

 

流氷上で辺りを見回す二羽のオオワシ

まだまだ暗い状況ですが撮影を開始します。

船の傍には、カモメが乱舞を始めているのですが、オオワシは悠然と構えています。様子を伺っていると言えますが、こんな所からも彼らの「賢さ」を感じたりもしますけど、なんせ「空の王者」ですから全てが「余裕」ですね。

 

朝日をバックに浴びるオオワシ

このオレンジ色の光がこの日の朝日の色です。なんとも素晴らしい光が差しています。

この辺りでは、この色を絡めて撮る事を考え始めています。

 

水面を覗き込むオオワシ

そろそろ動きが出てきました。

一旦順光側に位置取ったんですが、しかし半逆光、そして逆光側で撮影する事にしました。

どうしてもこの良い光を絡めてみたかったので。

 

翼を広げて魚を採るオオワシ

ただ、カメラ設定の難しさに頭がパンクしそうな状況です。

とにかく暗い状況なので、カメラの性能を考えながら設定を変えて枚数を撮って行きます。

上の写真のexifが、

f/4,5、1/1250、ISO800

と言う状況なのでSSを上げる設定では、ほぼこの数値が限界値でした。も少し光があればISO上げても良いかな、って感じです。f2.8の200mmだと、ちょっと焦点距離が物足りないので色々と悩む場面です。とにかく野鳥撮影は状況がシビアな事が多いので、その時の最新機材が欲しくなりますね。

太陽が昇ってくる頃には、少しずつ設定を変えながらの撮影です。

朝一便は、昔まだワタシも初心者と言える様な頃に撮ってから数年振りなので、ちょっと焦りと戸惑いを抱えつつ撮影してた記憶があります。

 

翼を広げて流氷に着地するオオワシ

上の写真でISO400のSS1/500です。

悪くはないんですが、やはり翼がブレてしまいますね。露出を上げるとこんな設定でしか撮れずで、ちょっと焦ってました。

もっとも翼が止まっていれば良い写真と言う訳でもない訳で、ただ自分が表現したいワシの写真としては「躍動感」に満ちている写真を撮りたい気持ちがあります。

例えば動画でこの水面へのオオワシの飛び込みを観てもそんなに感動は無いけど、写真にはこんな風に「瞬間」ならではの「躍動感」が生まれる気がしてますので。

そろそろオオワシ達の動きも活発になってきました。こちらもエンジン全開で撮影して行きます。

 

魚を取り合う二羽のオオワシ

水面に飛び込むオオワシ

朝日の中魚を採るオオワシ

まだまだ暗いのですが、ガンガン撮って行きます。

 

流氷上で辺りを見回す一羽のオオワシ

流氷の上に立つオオワシを正面から

目が合いました(笑)あー相変わらずカッコ良い姿で惚れ惚れします。

基本的にこの方々は、食物連鎖ピラミッドの頂点付近に君臨する方々です。(以前youtubeで観ましたけど、大きな鹿の首根っこをガキっと捕まえて食してしまう動画がありまして、やる気出した時の恐ろしさはとんでもない実力者の野鳥「オオワシ」です)しかしこの何とも愛らしい顔を持っているのです。今回も会いに来れてとても幸せです。

ここで船からの様子を動画でもどうぞ。

朝日がだいぶん昇って来ている状況です。

もう一本入れてみます。

朝日が昇っている側の薄っすら見える山が国後島(北方領土)で、パーンして観えてくる山々が羅臼の街側です。北方領土、結構近いですよね。

 

国後島の上に昇る朝日と羅臼沖の流氷群とオオワシ

写真ですとこんな感じ。

 

魚を掴んだ瞬間のオオワシ

動画撮ってると、オオワシ達がビッシビシ魚を採り始めているので、また写真撮影開始です。

 

正面から観た翼を広げて飛ぶオオワシ

「んーーー今回は、あんまり良いの撮れてないなぁ」

って、この頃思い始めました。しかし天気にも恵まれているので、これ以上ピリッとした写真撮るには、自身の機材のアップグレード待ちってトコです。今年はもうオリンピック年なので、1DXが新しいの出るんだなぁ、なんて遠い目で見ておりますが。しっかしカメラもドンドコ値段が高くなりますね。

 

水面に足を突っ込むオオワシ

個人的にこの流氷の「青緑」ちっくな色がとっても好きです。

 

尖った流氷の上に立つオオワシ

このアイスシャーベット色は、晴れた日のこの時間でしか撮影できず、なかなかレアでもあります。

もちろんホワイトバランスの加減でも色味は変わりますが。

そんな事を考えてると、一羽のオオワシが良いポジションに突っ込んで来たので、画角を取り、シャッターを静かに連写させます。

朝日の中流氷の傍で魚を捕まえるオオワシ

「ピシャー」と撮れました。(笑)

まーこの辺りが今回のBESTかなぁ、なんて納得しました。

exifは、

500mmf4レンズで、f/4、1/1600、ISO250、となってました。

流氷船で500mm単焦点だと焦点距離が長いんで「動きモノ」は結構難しいんですがビシっと来てくれた時の破壊力は確かにあるかなぁ、って思ってて、この切れ味はズームレンズだとなかなか出せないので手放せません。

 

流氷上で立っているオオワシの正面

流氷上で立っているオオワシを横から

そして、こんなのも500mmが無いと撮れないんですよね〜。

一脚使用して撮っています。

 

数年振りの朝日と流氷が感動的でした

翼を広げて流氷の上を飛んでいるオオワシ

今回の羅臼初日は、朝イチの便で撮影にチャレンジしてみました。

朝日を絡めて逆光、半逆光を狙いましたが、やはりそこには難易度の高い撮影が待ち受けていました。

 

後ろから朝日を浴びて流氷の上で佇むオオワシ

しかしにしても、この羅臼沖の流氷と朝日とオオワシの競演は、本当に素晴らしいです。いつまでこの流氷船からのオオワシ撮影ができるか分かりませんが、貴重な経験になっていると思っています。

2日目は、2便(AM9時出発)にて撮影した様子もupして参ります。

 

2日目2便目での撮影

オジロワシの頭

いきなりオジロワシのアップから始まりましたが、オジロワシも大好きな鷲です。

この流氷船でももちろん出会えます。ワシ全体の半分くらいはオジロワシですから。

羽の色が光によって変わるすっごく綺麗な野鳥です。写真の方が良く観えますけどね。

でもついつい派手でカッコ良いオオワシを撮影してしまうんですけどね。

 

明るい光の中での撮影

流氷と野鳥を流氷船から

2便目はさすがに光がたっぷりです。

あとは流氷の状態と躍動感のあるシーンに巡り会えるかな、って期待を胸に撮影を開始します。

 

流氷上で休むオオワシとオジロワシ

楽しい時間がスタートです。

 

翼を広げて飛翔するオオワシ

次々と集まって来ます。

 

翼を広げて下降するオオワシ

グーーンと降りてきて、

 

海上で魚を捕まえるオオワシ

狙いを定め、

 

海の魚を掴む瞬間のオオワシ

ピシっと魚を捕まえて行きます。

 

魚を掴んだ瞬間のオオワシ

飛沫を上げて飛び立って行きます。

 

睨み合う二羽のオオワシ

喧嘩するオオワシ達

領有権主張(笑)の攻防も始まってます。

鉤爪が重なったりすると「ピキピキ」と音を立てたりします。

 

流氷の上を飛んでいるオオワシの横から

光が流氷に反射するので、綺麗な姿を見せてくれます。

 

翼を広げて威嚇するオオワシ

不器用に歩くオオワシ

その場でジャンプするオオワシ

愛らしい姿もたくさん見せてくれます。

 

喧嘩する二羽のオオワシ

喧嘩する二羽のオオワシ

彼方此方で攻防が繰り広げられています。とても表情が豊かな空の王者オオワシです。

 

流氷上のオオワシの上半身のアップ

オオワシの顔のアップ

この毛並みからも迫力が伺えます。

 

流氷上を滑空するオオワシの横の姿

翼を広げて飛んでいるオオワシのアップ

今回は流氷上なので海への飛び込みシーンはあまりありませんが、ワタシは流氷上の姿の方が好きです。

飛び込み写真は、過去の投稿に置いてあります。下の投稿が一番海への飛び込みシーンが豊富です。

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流氷の上を飛ぶオオワシ

流氷とオオワシの絡みは、何とも言えない「味」がありますね。

北海道でも世界的に観たらまだまだ南に位置する訳ですが(赤道近くと言う意味で)、こんな羅臼沖あたりの緯度で流氷が観れる場所もとても珍しい訳です。

流氷なんて北極か南極にあるモノみたいなイメージがあったけど、でも東京から3、4時間で辿り着ける場所にこの地はあります。

この時の様子をまた動画に撮りましたので、良ければご覧ください。

流氷のど真ん中を進んで行く様子なんですが、硬めの流氷を船が削る瞬間「グラ〜〜」と揺れてメチャメチャ怖かったです。足下が濡れてて滑るし、機材持ってると重心が不安定になるから、ちょっとの揺れや振動で船から投げ出されそうになります。いえ、ちょっと大袈裟には言ってますけど(笑)。

 

翼を大きく広げるオオワシ

相変わらず非日常感溢れる情景がココには広がってますね。

つい夢の世界に居るような気持ちになる事があります。

 

流氷上に立って居るオオワシの横顔

流氷の上に立って風に吹かれるオオワシ

こんな風にいつまで観る事ができるか分からないこの愛すべき野鳥オオワシですので、出来る限り写真に納めておきたいと思います。

 

羅臼沖の流氷とオオワシ

流氷の上に立つオオワシ

やはり流氷とオオワシの競演は、相変わらず素晴らしい体験でした。

昨今、羅臼側への流氷の漂着が少なくなって来た気がしています。流氷が羅臼側に来なくなると、今までこの豊かだった海域も環境が大幅に変わる事を安易に予測できます。

機会があればシャチやクジラも撮影したいと思ってましたが、でも今まで疎かにしてしまいました。流氷が来るから本当に豊かな生態系の海域であると思ってますので、出来るだけ早期に夏も訪れたいと思っています。

 

翼を広げて逆光の中を飛ぶオオワシ

だいたい羅臼昆布の豊かな味に始まり、羅臼の雲丹とか、キンキやホッケなど獲れる魚もとっても美味でして、水深が深く豊かなこの海を愛して止みません。

生態系の変化は、地球上では頻繁に起こる事なんでしょうね。いくら人間がそれを抑制しようと努力したって、所詮人間なんてさほどの影響力もないんですよね。

海洋利権のお話だとか、国境のお話など、自分への影響からついそちらに気持ちが向けられてしまうけど、自然の営みはいつだって雄大(ダイナミック)なモノであり、人間はそっと寄り添うくらいの気持ちで居たいモノだと思って居ます。

そうそう、今回は色々な場面で動画を撮ってみました。

動画は我が愛する神コンデジ「canon G7X」で撮影しています。(投稿内の広角な風景の写真も全てG7Xで撮って居ます)

さすがにオオワシは上手く撮れませんけど、本当に重宝するヤツでありまして、G7Xに関してもしご興味ある方は過去の投稿もご覧いただけますと幸いです。

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毎年極寒の羅臼に行って居ます。もしこれからワシ(鷲)の撮影で羅臼に行かれる方いらっしゃれば、参考になるかもしれませんので下にリンクを貼っておきます。数年分ありますので、色々な情景(や写真のアングル、設定など)は参考になると思います。

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