写真動物カワセミ野鳥

カワセミの写真を撮ってますが…難しく思ってる事など

カワセミポートレート

この秋口あたりから、春にチャレンジしていたカワセミを撮る事にしまして、現在頭の中が一杯に成る程に撮ってます。ちょっと中間地点(?)ではありますが写真中心に(のらりくらり)ご紹介して参ります。

*2017版最新のカワセミ画像投稿しました。

カワセミ。撮影テクニックについての考察。
カワセミの撮影は、右往左往しながらも継続しております。 ただ、今年はまったく撮影の機会が無く、初頭1月を最後にカワセミとは会ってもいませんでした。ですが、昨年...

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カワセミ撮影の機材、設定などについての考察(主に「飛び込み」用)
さて、カワセミです。 昨年の秋、撮影用の機材を整備出来たので(雲台やら三脚等)、気合いを込めてカワセミの撮影をしておりました。 んで、程なくして航空祭シ...

カワセミ撮影地とカワセミの魅力

ワタシの居は南関東の某所ですが、カワセミは、現在、関東であればどこにでも居る鳥なんですね。

もちろん都内にも生息していて、見かけや話に聞くより環境にどんどん順応していて、餌もその時代に合わせ柔軟に変化させつつ生き残って来ている野鳥です。

見た目は繊細感抜群なんですが、結構タフなんですよね。

 

側溝を眺めるカワセミ

ただ、群れて行動する事は好まず、各々で縄張りを持ち、良質な縄張り(餌が多い事が第一)を持たない個体は、やはり自然の常にて淘汰されている模様です。

しかし冒頭でもお話しましたが、カワセミは「幻の鳥」でもなんでもなく、「どこにでも居る鳥」ではあります。

でも多くの方が「はて、そんな鳥観た事ないね」って言うと思うんですが、実はとっても小さい鳥でして、大きさはスズメと同じくらいな感じ。

では、いったい何故にこの「どこにでも居る鳥」に多くの方々が魅せられるのか?自分の観点ですが、お話を続けてみます。

 

いったいどこに居る?

飛び去るカワセミ

んじゃーどこで観られるの?と思いインターネットで検索して行くと、ある特定の場所が浮かび上がって来ました。

彼らは小魚を主食としているのですが、まずはその小魚が居る場所。そして小魚が泳いでいる様子が分かる場所。その小魚を採る為に都合の良い木、枝が水面に伸びている場所、などでしょうか。

つまり、波が立たない池や沼などがあげられ(澱みがある小川なども)、その水場を木々が囲んでいて(枝に留まり水面から小魚を眺める為)、更にその水面がある程度の透明度があり、そして外敵からの逃避も可能な場所、辺りでしょうか。

よく「アオサギが居る場所」には、カワセミも居ると言われてるんですが、経験上からもなんだかそんな気がします。

 

それじゃー具体的な場所は?

池の風景

生態を調べると、色んな気持ちに成って来ますが、当然「一体どこに居るの?」ってのが正直な所だと思います。ワタシの場合、近くから責めて行きまして、確かに居りました。

近所には、比較的カワセミが適していると思われる整備された「池」があるのですが、以前もココでカワセミを発見し、なんとか写真に収めたいなぁ、と漠然とですが思いまして、毎日時間を決めてその池と周辺を(重いレンズとカメラを担いで)見回ってみました。

 

すると居るには居るんですが、

ロープ上で餌を探すカワセミ

上のカワセミが近所に居るカワセミです。これは台風の大雨のあと(鬼怒川が決壊した台風のあと)に撮った写真ですが、前日は猛嵐だったのでお腹が空いて出て来たのでしょうか。

カワセミは元来臆病な鳥だと思われますが、まさにこの鳥も「田舎のカワセミ」らしく(都心のカワセミは、人にも慣れていると言われています)、傍に寄る間もなく「ぴゅーー」と逃げてしまいます。

 

水面を逃げるカワセミ

こんなだと、写真はおろか、レンズを向ける事さえままならず、な感じです。

しかし毎日居るには居るので、そぉっと寄ってはみるのですが…

 

柳に留るカワセミ

こんな場所とか、

 

枝の中に居るカワセミ

こんな場所(枝が被った場所)でしか撮影が出来ず、その間2週間ばかり格闘(?)しまして、そこに居るのに撮影出来ない焦れったさにかなりフラストレーションが溜まりました。

もちろん忍耐力は個人差があるかと思いますが、コレだけ時間を費やしたなら(投資したなら)、「絶対に撮ってやる!」と再度テンションをあげます。

でもこの近所のカワセミちゃんは、ひとまず置いておいて、以前お世話になった千葉県の公園などにも赴いてみました。

 

柵に留る雌のカワセミ

カワセミも他の野鳥もそう感じますが、早朝に動くのが一般的な通説です。ですので、こちらの公園にも早朝に行ってみますと…

すぐに見つかりました。それも前にもよく留っていた池との境の柵の上に「ちょこん」と佇んでいました。

 

柵の上に佇むカワセミ

「やっぱりココだなぁ」

とばかり、撮影してますと、10分くらいで飛び立ち、それからと言うモノ、何時間経っても現れず。やっぱりカワセミの難しさを再認識です。

ただこちらの公園は、結構有名なカワセミの撮影地らしく、春に訪れた時にはカワセミ狙いのカメラマンが大勢居ました。しかし現在(2015年秋)は、独りもいらっしゃらない様子。

でも以前いらした撮影者の方々と再会などして、色んな話を伺ってみました。

よくカワセミが現れなくなった理由に、

「蛇に食われちゃった」

ってのを聞きます。蛇はカワセミの天敵で、まだ巣立つ前の幼鳥の頃、土手などに横穴を開けてある巣を狙う蛇が、その幼鳥を食べてしまうらしいです。

もちろんこれは自然の掟なので、蛇を恨む事は一切ありません。

「そうですか〜じゃー今居るのは母親ですかね〜」

なんて離すと、

「居ましたか?」

と言われ、

「あれ、朝に居ましたよ」

と伝えると、

「あーそうなんだー、また撮りに来ようかな」

とか、そんな話をしていました。

「カワセミ撮り」の中では、比較的若い方だと思うこの方には(たぶん40代くらい)、機材の話や気に成る他の撮影場所、などなどたくさんの話を伺いまして、カワセミを撮るには再度「仕切り直しが必要」と感じ(そんなに大変なのかぁと感じる)、雲台、三脚を含めた細々した機材も集め、またその時伺った「カワセミ撮影ポイント」などにも顔を出して行きます。

 

水元公園

水元公園の鳥のオブジェ

その時にカワセミ撮影ポイントで有名な東京都葛飾区「水元公園」に行ってみました。

水元公園|公園へ行こう!

東京と言っても、埼玉県三郷市との境にある公園で、自然風景がとっても綺麗に残されている公園です。

水元公園の芝生広場

「こんな公園の名前出して良いの?」と思われる方も居るかもしれませんが、コチラはネット上でもかなり有名なカワセミ撮影地で、カワセミを撮られる(都内近郊の)方なら、一度は行っている様な公園ですので今回紹介してみました。

 

枝に留るカワセミ

早速現れてくれました。

しかもカワセミの生息地に「ドンピシャ」な池の作りです。さすが名所であります。

常連さんと思しきカメラマンの方に話を伺います。

「居るんだけどね〜、これは母親でこのテリトリーを死守してる」

ってお話を伺い、しかし上記の写真の様に佇んでからと言うモノ、1時間くらいは普通にその場でモジモジしてます。

カワセミ撮影をする方は、大きく二つに別れると思いますが、「留っている姿を撮る方」と、「動いてる様を撮る方」二通りが居ます。

ワタシは、動いているカワセミが魅惑と感じてココまで右往左往して来てますが、「動くカワセミ」を狙うとなると、照準機、ファインダーから眼が離せず、そんな緊張しながら1時間待っていたりすると、まーー動いた瞬間(狩りの瞬間など)に上手く写せる訳もなく、まだまだ敗退が続くなぁと感じている所です。

 

魚を咥えるカワセミ

エンジェルポーズ

こんな「魚を咥えてる」姿や「エンジェルポーズ」と言われる姿を収めるのがやっとと言った所です。

 

木の中で佇むカワセミ

この木に入ったら最後、数時間動きませんでした。

まだまだ修行が続きます。

ちなみに撮影には自家用車で向かうのですが、水元公園の駐車場からこのスポットまで結構歩かされます。重い機材を持って行くのはかなり骨な距離なので、カワセミ撮影用のゴツい機材を持って行かれる方は「コロコロのバック」にされた方が無難かと思います。

ちなみにワタシはマンフロットのローラーバックを常用しています。下記のは、新型かな。Amazon内に色んなメーカーのがたくさん在るのでご参考までに。

 

そして三脚ケースは、こんなのを使ってます。

コレは、雲台を外さないでそのまま三脚と一緒にスポっと入ります。ちなみに三脚は「ジッツォの5型」と雲台は「ザハトラーの8型」を使用しています。持ち運び易く開口部も広いのでとてもお薦め出来ます。中にあるチャック付きのポケットも良好です(プレートを入れてあります)大きさは何種類かある様です。

なんか知らないウチにカメラバックは、マンフロットのモノが多く成りました。別にこだわってるつもりもないんですが、デザイン性が高く、使い勝手も良い印象を持っています(気が付くと一脚もマンフロットでした)。

黒に赤いラインがポイントですね。この2点はとても重宝して使っています。

しかしにしても、色々と話を伺っていると、どうやら今の時期(2015年9月)のカワセミはあまり動きが良く無い様子です。

2、3回水元公園に来てみましたが、他の場所もリサーチしつつ(生の声が一番肝心です)この頃にはとことん「撮影出来る場所」を探す腹づもりで決心しています。

と言う事で、他の場所に行ってみる事にします。

 

千葉県某所の池

水車に乗っかるカワセミ

もうカワセミが居ない事や撮影地自体がカワセミ撮影に適してない所(例えば生息に適した池があるけど、留る場所自体が撮影可能場所から遠かったり、或は子供達や地元の方の憩いの場所であったりする場合、大袈裟な機材を組み立てて撮影するのは気が引けます)、などなどに慣れて来ています。

ここまで千葉県、埼玉県、茨城県などなど、かなり広範囲にカワセミを求めてあちこちに行っています。

求める条件としては、

・カワセミが頻出する事。(撮影自体の数を増やしたい)

・撮影に適している事。(上記)

・更に色んな風景が撮れる事。

 

などなどを、条件としてあげていました。

現在通っている場所は、自宅から車で1時間から1時間半ほどの場所。(40~50kmの距離)少々遠さを感じますが、この池は上記条件に全て当てはまる稀少な場所と頭の中で認定。

しかも、そこには「カワセミ撮りの神様」みたいな人との出会いまでありまして、その方は元々そこがホームでは無いのですが、常連さん達との交遊もあり、定期的に覗いてはシャッターを切っていた様です。

この池のお話は、まずはその方との出会いを中心に。

 

魚を咥えるカワセミ

その池の初日、6時には居たいと思い、早朝4時から起きて行ってみました。「ココだよなぁ」と言う場所をGoogleマップをあてにしながら5時半頃に到着しまして、静かな池をまずはカメラを持たずに見回ってみます。

野鳥を撮れる場所でだいたい秋頃だと、6時頃から野鳥カメラマンが姿を現すので、たぶん早い方は居るかなぁ〜なんて思いつつ、しかし誰も居ない様子。

池の畔を見回しながら歩いていると、

「ピーーーーーーーーーー」

と、愛しい鳥の鳴き声が!

「ん、居るっ!」

と思い、辺りを見回すとすぐに見つける事が出来ました。

枝に留るカワセミ

まだ暗い中をなんだか飛回っている様子。

瞬間的にウキウキに成り、すぐに機材を取りに車に戻りまして、カワセミの留り木などをチェックしつつ、機材を組み立てセットして行きます。

しかしセットし始めると、姿が見えなく成ってしまいまして、「あっ、また空振りかなぁ〜」と、もう既に否定的な気持ちに苛まれ始めました。

程なくして地元の散歩されている方々に出会います。自分が「他所モノ」であるのは重々把握しているつもりなので、遠慮しながらこの池のお話などを伺いました。

 

ある方との出会い

そんな時間が流れている内に、一名の「カワセミカメラマン」らしき人が現れます(機材から判別。600mmf4レンズに1DX、ジッツォにザハトラーがただならぬ雰囲気を醸します)。

その方に「おはよーございます〜」と挨拶すると、軽く会釈をしてくれて、迷いも無く撮影場所に向かいます。

「ん、やっぱり常連さんかな?」

とすっかり思いつつ、その方の邪魔に成らないよーにと、でも順光側のそちら方面に自分も向かい、機材をセット。

その間もカワセミは現れず、1時間くらい経過して行きます。

その間もセグロセキレイがちょっと飛回り、カイツブリとホシハジロが餌取りしているくらいな感じでした。

水面に佇むカイツブリ

水浴びをするカイツブリ

朝の光が周囲の森を照らし、これはこれでとっても綺麗でした。カイツブリ。

 

悠然と泳ぐホシハジロ

ホシハジロ。

 

横に居る方もなんだか手持ち無沙汰な様子でしたが、突然「向こうのが飛んでる」と、池の半分から向こう側に居る「カワセミ」を見つけたみたい。

でも自分は動く気に成れず、そして「あーやっぱりこの方は常連さんなんだなぁ」と感じていました。しかしにしてもちょっと装備が似ているのに気付き、でもマジマジ観るのも失礼なので、遠目に観ていましたがコチラは朝に元気なカワセミを確認しているので完全な臨戦態勢です。しかも他のカメラマンさんが居ないのであれば撮り易い事この上無しと少々ニヤついてたに違いありませんw

程なくしてもうカメラマンさんが戻って来て「向こうにも一羽居るんだよね〜」と声掛けしてくれまして、「あーそーなんですね〜」から始まり、簡単な会話を少々続けていると、向こうからカメラと三脚を抱えた男性が一名来る事に気が付きます。

その方は「よぉ〜〜」と手を挙げ、既存の常連さんにお声掛け。既存の常連さんは、「おはようございます」と軽くご挨拶。

「友達?」

とワタシの事を気にされて、

「いえ、今日初めて会いました」

と既存常連さん。

「へーー、あれ、彼もレンズサポート使ってるんだね」

「そーなんですよー、きっと自分のブログ観てたのかなぁ、なんて思ってました」

んんん???なんだかご両名ともワタシの装備が気に成ってる様子。

自分の装備は、いつも行ってた有名なカワセミポイントの常連さんに一から聞いたモノで、『そー言われても〜、装備なんていつの間に口コミで広がってるモノだしぃー』とか、そー思ってると、既存の常連さん(C氏としておきます)、

「そのレンズサポートは、自分のブログで最初に紹介したモノなんだよね」

「あ、そーなんですかぁー」

と、それでも普通なワタシ。

「このブログなんだけどね」

と、C氏。

「ん?…」

「んん…???」

「装備は、良いですけど写真、凄く無いですかぁ?!」

とワタシは、そこに置いてあるカワセミが躍動する写真にとにかく一発でノックアウトされてしまいました。

皆さんも写真を撮っていると、ご挨拶代わりにプリント写真を見せ合ったり、現在ではタブレットやスマホで「こーゆーの撮ってます」的な見せ合いがあると思います。

カワセミ撮影の名所と言われる他の場所にもいくつか行きまして、当然こんなやり取りをして来ましたし、或はウエブ上に転がっている画像もかなりの数を観て来たつもりでしたが、おおよそ(自分的にではありますが)この方の写真が無条件でNO.1です。

それほど卓越した写真に見えました。

自分もウエブサイトや画像の事はいくらか知っているつもりでいるのですが、まず驚いたのがその写真がトリミング済みである事が明白な中でかなりの高解像度を保持し、またその一枚一枚が観た事のないカワセミの動作です。(例えば魚を採った瞬間、水しぶきを上げ、そしてその奥に居るカワセミにピントがジャスト)

とにかくカメラワークが冴え渡り、躍動するカワセミがそこには居て、

「おぉぉぉぉぉぉーーー!!」

とばかりに唸りをあげてしまう程ですw(もしこの方にお会いする事があれば、彼にその時の情景をお聞き下さい)

機材の話そっちのけで、ワタシは

「こんなの撮れるんだぁ?!」

とそればかり。もう速攻でC氏のファンに成ってしまいました。

「なんか著名な方なのかなぁ?」

とか、そんな事も思いつつ色んな話を伺いましたが、どうやらこのC氏、カワセミ撮影ではかなり知名度があるらしく、機材にしてもその方がブログで丁寧に紹介しているので、その真似をしている人が多く、そしてワタシの様な見ず知らずの(にわか)カワセミ撮りまで伝わっている様な感じです。

まーそこはそんなに大事な所ではありませんが、なんせ凄過ぎる写真を撮られる方です。

そー聞くと、「ピクっ」と眉を上げる写真上手な方も多いと思いますが、それでも断言しちゃいますが、「カワセミ撮り」でしたらおそらくこの方は相当な腕前だと思います。世界大会があったらぜひ日本代表で出場して欲しいほどな方です。

もちろん、この池の常連さん達も、「あの写真だけは凄い」と皆口を揃えて絶賛してました。ちなみにC氏は、前述の後から来られた常連さん(実はこの方もこの地元では有名な方で、地元の写真倶楽部の会長さんでした)と仲良しのご様子で、ホーム池はまた別にあるとの事。

 

カワセミを撮るという事

ポールに佇むカワセミ

そんな話をしていると、程なくして一羽のカワセミが現れてくれました。

この段落では、カワセミ撮りだけは、他の写真撮影とまったく別物と言う事をお伝えしようと思います。

 

留まりモノ

木に留っている様子

カワセミ撮影者には、「留りモノ」と言われている留っている瞬間などのポートレート風な写真を撮られる方と、「動きモノ」と言われるカワセミが飛回っている姿を写真に収める方、大きくこの二通りが居ると思います。

ワタシは間違い無く「動きモノ」を捉えたい人なんですが、いえ、決して「留まりモノ」の方が簡単と言う事ではありません。

多くの方は「留まりモノ」であれば、自分の標準ズームなどのレンズ、そしてレリーズの遅いカメラでも撮れると思ってるかもですが、ことカワセミだけは、本当に難しいのです。

まず、写すこと自体が難しい鳥。(前出でお話してきた通り、まずは「居る場所」を探し、「レンズを向けられる場所」を探し、そして「臆病でない」個体に出会えなければならないからなんです)

それをクリアすると、そこから新たな戦い(w)が始まります。

 

魚を咥えるカワセミ

成鳥のカワセミで、全長17cmほど。それを写すのですから、標準ズームと言われるレンズでは、もう手が届くくらい目の前まで寄らないと、何が写っているか分からない感じです。

当然望遠レンズが必要に成り、常として望遠レンズは高価な傾向があります。

「留まりモノ」とは言え、動き続けている「生き物」ですから、俊敏なAFの動作が必要に成ります。しかもカワセミは小さい鳥ですからファインダーを覗いてすぐに捉えられる被写体ではありません。

動き回る小さな被写体を、ファインダー内に収める訓練はこれはまたこれで必要に成ります。

 

ポールに立って居る様子

そして色んな場所を動き回る彼らの表情を俊敏に捉えて行くには、カメラの連射性能も高いほど有効であり、「明るい順光側に立ちなさい」と言える相手では無いので、センサーの高感度特性も必要に成って来ます。

 

魚を飲み込む前のカワセミ幼鳥

これら全ては、カワセミを撮られている方々のズッシリ重い、限りない悩みの数々で、そんな事を一つ一つクリアしながら取り組む、本当に困難な撮影なんですね〜。

 

遠くを見つめるカワセミ

でもその一つ一つが困難なだけに、美しい写真が撮れた際の感動は何倍にも膨れ上がる事なんだと思います。これはもちろんどんなカテゴリーの写真でも同じかと思いますけども。

いえ、ワタシは自身がカワセミに出会えて感動してしまったので、この道をひとつの「撮影スキルup」として選択した訳ですが、未だに後悔はありません。

つまりカワセミの魅力は、その美しさ、愛らしさ、に尽きると思います。とにかくかなりな「フォトジェニック」ぶりで、他の追随を寄せ付けない魅力があると思っています。これは初めてタンチョウを撮影した時の衝撃に似ていると思っています。

 

愛らしいカワセミ

こんな表情をされたらもーー…..(笑)

 

動きモノ

池を横切る様子

そーなると、お気付きと思いますが、「動きモノ」と成ると、これまた相当な難易度と成ります。

ワタシはこれまで飛行機でも、野鳥でも、機動性を大事にしていたので、一脚を使用していました。もちろんカワセミも一脚で撮影地に参上してたんですが(w)、もう何度敗退して来たか分からず、だいたい動く彼らをファインダーに入れる事さえ出来ない日々が数日続きます。

 

ポールに飛びつく姿

「どうしたら捉えられるんだろう?」

と言う所から戦いが始まりました。

しかし、その地の常連さん方に聞いても、あまり明確な回答を得られなかったのが、今カワセミを捉え始めてて思うんですけど、だいたい多くのカメラマンの方々は、「捉えてない」と言うのがホントの所だと思います。

ちなみに前出のC氏は、「捉えている」のでかなり明確なポイントを説明されます。とにかく説得力も半端ない感じです。(その後何度もお付き合い頂いてます)

 

飛び込む様子

飛び込む様子続き

彼らが動く姿は、大きく分けて「3通り」かなと思っています。

 

【 ホバリング 】

紅葉をバックにホバリングする姿

ホバリング背面から

コスモスをバックにホバリングする姿

ホバリングは、C氏に設定を伺うとその場ですぐに撮る事が出来ました。滞空時間さえあれば、あとはファインダーに捉えてカメラのAFを信じシャッターを押すと出来上がりなので、ホバリング位置やその背景などを計算して立ち位置を決めて行く感じです。

 

飛び込み & 飛び出し

実はコレをまだ撮った事がありません。人によっては「簡単」と言う人も居るのですが、これは失敗写真を並べてみます。

魚を咥えて飛び上がる姿の失敗写真

水面に飛び出すカワセミ

こんな感じ。まだまだ捉え切れないのですね〜。

 

水面から飛び立つ様子

「イヤっ」っとレンズを振るんですが、現在はこんな感じ。でもあとちょっとかなと言う手応えまで来ています。

これが前出のC氏、もの凄い写真を撮るんです。もちろん全て「やらせ」無し。(カワセミ写真には、相当数の「やらせ写真」が出回っている中で、C氏は逆に「希有」な存在と言えます)

 

水面から飛び立つカワセミ

こんなたまたまはありますが、狙っての写真はまだ先です。

 

横っ飛び

魚を咥えて飛んでいる川蝉

むしろコッチの方が撮れないと言う方も多いのですが、ワタシの場合自然と撮れてしまいました。飛行機や大きい野鳥で慣れて来ていたのかもしれません。

 

横っ飛び

ただ、まだこうしてAFが合う場所が遅れ気味なので、胸張って「撮れた」と言えるまでではありません。

 

レンズが遅れる様子

なんせ眼にも止まらぬ早さで飛び去る小さな野鳥ですから、まーそれなりの努力が必要ですね。

それでもカワセミの場合、直線で飛ぶ事が多いので、ツバメの様な複雑さは無いと思います。でも撮れた写真を観てると難しいのは間違い無さそう。

 

暗闇に飛び込むカワセミ

まーそれでも、ピンが来ている写真が撮れれば、あとはその表現を頭を捻りつつレタッチしていくのは好きな作業です。そうしている間にもカワセミの色んな表情を観る事が出来て、また次の撮影につながる気がしています。

 

石に飛びつくカワセミ

石に飛びつく瞬間

こうして石に止まると予測出来れば、人間の頭は先回り可能なんですけどねw

こうして「動きモノ」は、大きく3種類なのかなと思っています。

ちなみにですが、「動きモノ」の場合、機材が本当に大事に成って来ます。ワタシは特にレンズが大事かなって思ってます(どんな被写体にも言えそうですが)。例えば単焦点(大砲)に比べて安価に揃う某社の社外ズームレンズなどを「ちょっと焦点距離が長いのを買ったので」的にカワセミを撮ろうと思っても、なかなか捉えられないと思います。

合焦までのスピードが早く無いと、まず捉えられないでしょう。(もちろん「置きピン」等、色々な撮影方法はあると思いますが、躍動感や解像度を求める事を念頭にするとやはり分が悪いと思います)

これは腕でも何でもなく、とにかく機材に充分に気を配る必要があると思います。歩留まりが悪いと、撮影自体が続かなくなる恐れがあります。

このズームレンズ群、ある意味では撮影者の幅(被写体)を増やしてくれた事は評価出来ますが、「撮れ(て)ない写真」を何枚も排出させる罪は重い気もしています(飛行機でもそう感じてたりします)。

やっぱり本気で写真を撮っている人は、バイトしてでも何でも高価な良いレンズ(大砲など)を手に入れてくるので、安価なズームレンズでは敵わないのかなぁと思います。「良い写真」の基準をどこに置くかで変わるかもですが、今はSNS観てるだけで綺麗な写真が流れて来るので、対比はすぐにしてしまう時代ですね。

あとは、照準機、三脚、雲台、などなども、キッチリ抑えて行く必要があると感じています。

 

踏まえて、ちょっと今まで撮って来た写真を置いてみます。

森をバックにホバリング中のカワセミ

魚を咥えて飛び上がる姿

ホバリング状態

いつも色んな表情を見せてくれます。

 

池に飛び込むカワセミ

横っ飛び

シュンシュン飛んでいます。

 

水辺に向かう姿

魚を食べるカワセミ

狙いを付けるカワセミ

冬枯れの桜に留るカワセミ

エンジェルポーズをする姿

逆光でのカワセミ

とにかく魅力一杯のカワセミです。

こうして整理してて思いましたが、やはり多くのカメラマンがカワセミに惹かれてしまうのが分かりますね。

本当に可愛いんですね〜。

また色が鮮やかで、写真をインパクト充分に飾ってくれる鳥です。それ故に実は日光が降り注いでる状態だと、留っている間は静かに動きも無いので、(見つけてしまえば)実は他の野鳥に比べてもそこまで難しさも無いし(「留まりモノ」の場合)、更に言うとAFも来易い色合いでもあり「成功写真」を撮り易いのかな、とも思います。

だからこそ、やっぱりハマって行くんでしょうね〜〜(失敗ばかりだと、撮影を絶対に辞めちゃうから)。

 

まだまだ続きます

ワタシの「カワセミ撮影」は、まだまだ続きます。

とにかく難しい事この上無しな被写体ですが、それ故に「捉えたい」と思える被写体です。

まだ飛び込みや飛び出しが捉えられないのですが、目標が明確なのでキッチリ取り組んで行こうかと思うのです。また、撮れたら撮れたで、次の大いなるステップが待ち受けている様にも感じますけどw

ホバリングをするカワセミ

またまた野鳥撮り、飛行機撮りには魅惑の季節「冬」がやって来ますね。どうして写真を撮るのか?ってのも大事な事だと思いますが、ワタシはこれまた大いなる野望を胸に秘めて撮っているつもりです。

その為にも、たくさんの優れた被写体に出会い、そしてとにかく自分の納得の行く写真が撮れるまで突き進む気持ちでいます。

そのテーマは、人に寄りけりですが、皆さんも「良い写真ライフ」の一助に成れてたら嬉しいです。

 

桜の木に留るカワセミ

横を向くカワセミ

斜め下を見るカワセミ

ポーズの良いカワセミ

毎度の事ながら、写真が多くなり恐縮です。でももっと撮れる様に成りたいので、現在の写真を置いておく事にしました。

愛すべき野鳥のご紹介ですが、また機会があれば写真と共にご紹介して行きたいと思います。ココまで読んで下さってありがとうございました!

 

カワセミ

*野鳥(カワセミ)の撮影は、マナーを守ってと切望します。マナーとは、自分が「やられて嫌な事」は、鳥達、その地の常連さん、ご近所さん、全ての生き物に対して「嫌な事」だと認識して貰いたいです。

*撮影フィールドの多くは、地元の方々の日々の努力や税金で管理をしている場合が多くありますので、地元の方への尊敬の念は常に必要だと思います。その地の「約束事(ローカルルール)」なども多くありますので、まずは周りの方々とコミュニケーションを大事にされて下さい。また、常連の方々もいつ誰にお世話に成るかも分からないので、大らかに迎えて(教えて)上げて下さいね。

ちなみにワタシは、これまで一番嫌だった事は、北海道の有名な某タンチョウ撮影地にて、他国の方でしたが、タンチョウが生息している川に吸い終わった煙草を投げ入れた事。相手は意気がり的な180cmを超える様な大男でしたが(意気がってるからそう言う事がカッコいいとも思ってるらしく)、少々ビビりながらも毅然と「それは止めてくれ」と日本語で言いました。真剣に言ったので、向こうも謝ってくれましたが。

タンチョウを撮影しに海を越えて来ているのに、タンチョウが嫌がる事やっててどーよ?!ってのを深く思いましたので。

ではでは。

*2017版最新のカワセミ画像投稿しました。

カワセミ。撮影テクニックについての考察。
カワセミの撮影は、右往左往しながらも継続しております。 ただ、今年はまったく撮影の機会が無く、初頭1月を最後にカワセミとは会ってもいませんでした。ですが、昨年...

*カワセミ関連の投稿をupしました。

カワセミ撮影の機材、設定などについての考察(主に「飛び込み」用)
さて、カワセミです。 昨年の秋、撮影用の機材を整備出来たので(雲台やら三脚等)、気合いを込めてカワセミの撮影をしておりました。 んで、程なくして航空祭シ...

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コメント

  1. Masanori Yanagi より:

    大変良く撮れていますね‼️福岡でも身近に川蝉が来るところがあります。投稿を楽しみにしています。

    • OSAMUOSAMU より:

      Masanori Yanagiさん

      ありがとうございます!カワセミは意外と近所に居たりするんですよね。カワセミの投稿は継続的に投稿してますので、また良かったら覗いてみて下さい。

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