写真動物タンチョウ北海道野鳥鶴居村

タンチョウを頭捻りながら撮ってみました。(スローシャッターで撮ってみた)

スローシャッターで撮ったタンチョウ白黒写真

タンチョウの写真を引き続き撮っています。

前年に撮影したタンチョウの投稿↓

タンチョウ撮影の難しさを再考してみました。(北海道鶴居村にて撮った写真と共に)
毎年北海道道東地方に行ってまして、羅臼でワシを撮影してから釧路地方に移動し、ココ鶴居村でタンチョウ(鶴)を撮影しています。 ワシの力強さと迫力と比して、タンチ...

ただ、今回は毎年タンチョウ撮影で訪れている釧路鶴居村に到着する頃に風邪が爆裂発症してて、具合悪いアピールではないんですけどあまり枚数を撮りませんでした。

いつも鶴居村に入ると、タンチョウ撮影スポットで有名な音羽橋に早朝行くんですけど、今回も現地に着いてあまりの混雑ぶりと自身の具合の悪さが重なり、お粗末ながら一枚も撮影せずにホテルに戻ると言う情けない事になりました。しかし音羽橋は、相変わらず人出が激しいですね。

ただ、でもそんなんじゃー北海道まで来てあまりに情けないので、フラフラしながらタンチョウ撮影の聖地(と勝手に言ってますけどw)「鶴居・伊藤タンチョウサンクチュアリ」にて、色々と頭を捻りながら数枚撮って来たので披露したいと思います。

タンチョウの写真

二羽のタンチョウが飛び立つ姿

釧路の鶴居村にはタンチョウに魅せられて、日本中から写真家の方々が移住してタンチョウを追いかけている(撮影している)とお話を聞きました。現地でもプロだとおっしゃる方の何人かにお会いした事があります。

そうなんです。それほどタンチョウは魅力ある野鳥なんですよね。

タンチョウ写真って普通に撮影する分には、特に難しさはありません。比較的身体の大きい野鳥ですし、有名な撮影ポイントも多くあり決して撮影者泣かせではありません。

ただ、撮影の敷居が低ければ低いほど表現が傑出して来ないと、誰の心も打つ事はできない気もしています。

こんな所からタンチョウの写真は「難しい」と言う結論になるんじゃないかと思って居ます。もっとも白い身体に黒い首、尻尾、足ですからね。真剣に向き合うとなかなか美しく撮るのは難しいかもです。

 

鶴居・伊藤タンチョウサンクチュアリで撮影する写真

鳴き交わす二羽のタンチョウ

自分の写真を見返しても、誰も真似できないだろうなぁ、なんて写真があまりにも少なすぎて、ここまで毎年同じ様な写真ばかり量産していると、つい違う風景や表現がしたくなってきます。

どなた様も同じでしょうね。近所の公園ばかりで撮影していると、他処にも行きたくなるアレです(笑)。

 

表現方法を一点に集中(スローシャッター)

スローシャッターで撮ったタンチョウが飛び立つ姿

前年に撮っていた写真なんですが、この表現も割と好きだったので今回はキッチリスローシャッターで攻めて(撮影して)みました。

 

雪が降りしきる中鳴きながら飛ぶタンチョウ

「スローシャッターとは 、何ぞや?」

とおっしゃる方に少々ご説明します。言葉の通りにシャッタースピードを「遅くして」撮影する手法です。現代の撮影機材をお持ちなら、別に特段凄い技術でも何でもありませんで「写真の表現方法」のひとつです。

 

翼を広げて着地するタンチョウ

通常野鳥の撮影では、シャッタースピードを早目に設定し(一概には言えませんけど、1/2000とかです)で羽の動きを抑えて撮る事が多いんですね。

上の写真は、1/2500で捉えた写真です。羽の動きもピシっと止まってブレが無く解像感がある写真かと思います。

 

タンチョウが飛んでいる姿を斜め後ろから

そして、こちらの写真が「1/100」で捉えたタンチョウです。

何が違うかと言うと、スローシャッターで撮影したタンチョウは、背景や羽ばたく羽などに動きが出ている訳なんですね。

あまり難しく考える事はありませんけど、要するに写真に「ブレ」を出す手法です。

 

入間基地に着陸する自衛隊輸送機

例えば、上の写真の方が分かりやすいんですけど、こうしたプロペラ機(ヘリコプターなど)は、プロペラを止めて写真を撮ると非常に違和感を感じるんで、スローシャッターは必須のテクニックになります。

 

セントラルパーク付近を走行するニューヨークのイエローキャブ

こちらは、シャッタースピードを落とし背景が流れる様に撮影して、走行感が出る様な表現をしている訳です。

 

夜の成田空港を離陸して行くJAL旅客機

特に海外で人気があるのですが、こんな風に背景の光を「流して」しまう撮り方がありまして、飛行機(特に旅客機)写真の世界では、結構スタンダードな撮影手法です。ワタシのは光が曲がってしまってますが、上手な方はこの光がまっすぐ綺麗な光線で表現しています。ちなみに上の写真でSS1/5で撮っています。

「ではタンチョウではどんな表現ができるのか?」

一昨年になりますが、普段風景写真を取られてる方と鶴居村でご一緒した際に、「(シャッタスピードは)どのくらいで撮ってるんですかぁ?」と伺うと「今1/60です」と答えが返ってきました。

「・・・・・・・・・・・・・えっ?」

って感じで、すぐに理解はしましたが、この方はよく「白鳥」を撮られてたとの事で納得したんですね。

白鳥撮影では、スローシャッターで羽ばたく羽を消してしまう様な撮り方ってのをよくするんですよね。

 

林を背景にして飛翔するタンチョウ

上の写真の様な感じでの表現なんですが、もっともっと羽が消える様に撮影します。

コレにはある程度気象や時間(光)の条件も必要になるんですが、まずは「被写体の動き方」が大きい不可要素になるかと思います。

つまりレンズを横方向に動かした際に被写体の「上下動が少ない」被写体に向く撮影方法でして、上下動が大きい被写体だと難易度が上がります。

だから飛行機などは、平たい滑走路などで上下動はほとんどしないので、シャッタースピードなんてドンドン下げても撮れるんですけど、上のタンチョウの写真あたりだと斜め上方向への動きなので、かなり難しくなる気がしてます。

 

羽を広げて飛ぶタンチョウ

んで、何が成功で何が失敗か?ってのを自分で確認するかと言いますと(いわゆる「歩留まり」ってヤツですね)、

「目にピントが合っていてブレて無い状態」

が一般的な成功であり、自分でもスローシャッターで撮影中は一番求めている写真だと思います。

 

スローシャッターで撮影したタンチョウ

スローシャッターでたくさん撮影してみて少々分かったんですが、鳥全般に言えるとは思いますけど、上下動が非常に少ない事が分かりました。

確かに鳥の立場だと、頭が上下動してしまっては、自分の視線が動いてしまうから次の動きに入れませんよね。

色々な動物の動きを観ていると、やっぱり頭だけはできるだけ動かさないで運動している様です。(もちろん人間も)

 

着地しようとするタンチョウ

あとスローシャッターでの表現の特徴は「背景に動きが出る事」かなぁ、と思います。

上の写真辺りだと、雪が横方向に伸びてくれているので「動きが出る」から「迫力が出る」感じですかね。

野鳥を普段から撮影していると「いかに羽を止め鳥の解像度を上げるか」に命賭ける様なトコあるんですが、ちょっと撮り方を知っておくと表現に幅が出て来る感じですね。

今度はニュースなどでヘリコプターの画像とか、注意して観てみて下さいね。

 

タンチョウのスローシャッター表現

スローシャッターで捉えた着地する二羽のタンチョウ

今回は、2日間(実質3、4時間くらいかなぁ。)スローシャッターでずっと撮ってみました。気になったのは、通常の天候だと、レンズを絞りに絞り込まないとならないので(大砲用のNDフィルターもあるみたいだけど、普段まったくやらない撮影なのでわざわざ購入する事は無いでしょう)、画質をかなり犠牲にしてしまう事が気になりました。

今回まーまー表現してるかなぁ、って写真を置いてみますね。

スローシャッターで撮影したタンチョウ

コレは結構好きですけど、背景に動きが無いのが残念ですね。逆に綺麗は綺麗ですけど。

 

スローシャッターで撮影した離陸する直前のタンチョウ

コレが今回のBESTかな、って思いました。

若干頭が緩慢ですけど、嘴はピタっとブレも抑えられているので、まずまずかと思います。背景も入って動きもありますね。

「いやいっ」

って感じで、タンチョウが飛び立つ瞬間の姿です。

んーーでも正直あまりやらない撮影方法かなぁ。

でもどこで必要になるか分からないから知っておくのは良い事ですね。

 

飛び立つ直前の翼を広げるタンチョウ

やっぱりこーゆー方が好きです(笑。過去の写真です。)コレ、ちなみにほとんど撮って出しです。下の白く隠れてる部分は、雪の丘部分で、決してレタッチで消してる訳ではありません。でももちろんレタッチでもこう言うの作れる時代で、それを否定する訳ではまったくありませんけど、ポジションの重要性をお伝えできればと思いました。

もう6、7年タンチョウを撮っているんですけどね、一度で良いので猛吹雪で撮ってみたいと思ってるんですよね。スローシャッターはもしかするとその時に必要になるかも。

ではでは!

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