著作権についての考察(緩いです)

デザインイメージ画像

RIDING BASIC.comは、デザインに関わるお仕事が大変多いためもあり、昨今騒がれている「著作権」について今一度考察してみました。

著作権とは?

著作権(ちょさくけん)はコピーライト(英語: copyright)とも呼ばれ、言語、音楽、絵画、建築、図形、映画、コンピュータプログラムなどの表現形式によって自らの思想・感情を創作的に表現した著作物を排他的に支配する財産的な権利である。 著作権は特許権や商標権にならぶ知的財産権の一つとして位置づけられている。 著作者の権利には、人格的な権利である著作者人格権と、財産的な権利である(狭義の)著作権とがある。

wiki(著作権)より

wikiよりの抜粋ですが、こんな風に書いてありました。

 

日常的にもスマホなどで風景の写真を撮ったり、例えば道案内をイラストで示したり、そんな事も大きく関わっている様ですね。

著作権について考える

横並び(縦並び)に文章にすると、ちょっと理解し辛い「著作権」と言う言葉ですが、私共で考える「著作権」に対する理解があります。

ちょっとその辺りを肩肘張らずにお話してみよーと思います。

もちろんこれは押しつけではありませんので念のため。

 

そのデザイン(著作物)を尊敬する事

各デザイナーや写真家、洋服のブランド、などなどが皆真摯に頭を捻って考え出され創作されたモノを、簡易にコピーし、さも自分の創作物の様に披露したり、ましてや商品にして売るなどと言うのは、まったく品性に欠ける行動なのかなぁと思ってしまいます。

 

以前著作権に関わるこんな注文がありました。

注文者は、著名なJRA所属の騎手(ジョッキー)さん。

重賞を勝ったお祝いにノベルティの祝勝ジャケットをウチで作成する事になり、さてさて早速迅速に仕事に取りかかって行きました。

ボディ(ジャケット)を選び(多数のブランドからその主旨に沿い、なおかつ加工可否と在庫数を含めたボディを綿密に選んで行きます)、そしてデザイナーも早速デザインに取りかかりまして、いつもの様にお客様に喜ばれるジャケットをお出ししようと言う事でチーム全体でしっかりと進めてました。

と、そんな折の中間地点で、お客様からひとつデザインについての要望を貰います。

「このTVドラマに嵌ってるので、このドラマのロゴを今回のデザインに加えて欲しい」

と言う事でした。

そのロゴは、人気のドラマのマーク的な位置付けなロゴで、ロゴを観た人はすぐにそのドラマを連想させてしまうモノでした。

もうその時は、「著作権」と言う言葉をすぐに思い出し一瞬にして「NG」と思ったのですが、しかしお客さんの相談ですので、こちらもあまり自分の乏しい知識のままお断りするのも気が引け、その時に著作権について少し深く調べてみました。

(その内容は省きますが)結局はやはり「NG」をお客さんに伝えなければ成りません。実際には「グレー領域」とも判断出来ましたが、決定権を持つワタシにはいつもある判断材料と言うか、判断の際の「根幹部分」がありまして、そちらに沿ってお断りする事を決めます。それは…

「その著作物に対して尊敬の念はあるのか?」

と言う事です。つまり「他の方がデザイン(著作)したモノを尊敬しなければならない。」と言うのが、この仕事を始めてから心の根幹にありました。

ましてや、著名なジョッキーが作成するモノであれば、なおさら露出頻度が高く成り、後々そのジョッキーがその事で糾弾されては、知らずに注文したとしてもそれは作成したウチの責任は、どう言い訳しようと逃れられないのは必然です。

まーそこは置いておいたとしても、やはりその著作物に対して尊敬をして居ない行為がどうも気に成って仕方が無かったと言うのが、まったく正直な気持ちでした。

そしてその件について説明をすると、その後そのジョッキーさん、とても憤ってしまいまして(「コッチがイイって言ってるんだから作れば良いだろ」的な事を担当は言われたそうですが)、この案件はキャンセル。デザインもボディも決まっていたワタシ達チームも深く肩を落としてしまった事態と成りました。

チームの間では「そんな青臭い事」でせっかくの注文を無くして、と捉えて居た人も居たかもしれません。

でも、

「いつか、アノ注文はやらなくて良かったって思う日が来ると思うよ」

と皆に気持ちをしっかり持って貰える事を祈りつつ、次の案件に進んで行ったのを記憶しています。

 

尊敬を形にすると

デザインの業界、或は他の業界でもそうだと思いますが、お仕事してるとまったく初めて出会う(知らない)世界の商品を扱う事が多々出て来ます。

その時は、その世界を出来る限り詳細に調べて行く訳ですが、それらの情報(文章や画像)からインスピレーションを得る事もとても多いかと思います。

昨今は、無料の素材やイラストなどもウエブ上に多数転がって居り、そちらを使用する事も時折あります。

そんな時、

「その写真などの「素材」が、商品のメインに来るのか否か?絶大なる影響を与えるのか否か?」

と言うのが鍵(key)なのかなぁって思ってます。

その素材がどんなモノであるかに関わらず、その商品の性格を位置づける「メイン」として君臨してしまう使い方は、絶対にしてはイケない気持ちです。(下記しますがメインに据えるのであれば、尊敬して堂々とメインに据える方法を取ります)

そしてその素材を傷つける行為もナシだろうと思います。

「傷つける」とは、その素材の作成者の意図に反する行為と認識しています。上記したジョッキーさんの使用方法は、そのロゴの作成者の意図にまったく則って居らず、そしてそのジャケットに関わる勝ち上がった馬に対しても失礼な振る舞いではないのかな?と思ったりしました。

その素材に深く尊敬しているのであれば、例えば堂々とその素材を使用する旨を作成者に伝えれば良いんだと思いますがいかがでしょうか?

もちろんその素材で使用(商売)するのであれば、使用料などのお金が発生するのは当然ですから、支払うのが当たり前でありそれこそその素材を「尊敬」すると言う事だとの認識があります。

自分の著作物を文字通り買われる事は、作成者にとっては本当に嬉しい事だろうと思います。昨今では「貴方の写真をウエブサイトで使用しても良いですか?」と言うお話があった時、そんな相談は認められた感を持てるので正直嬉しいモノなんですよね。

それが文章でも同じ事だと思います。その文章を直接使用していなくても、例えばその文章からニュアンスを得たのであれば、その文章の著作者にお礼を伝えたい気持ちに成る事も大いに在るかと思います。

現在ではsnsで頻繁に投稿をシェアされたりしますが、そのシェアされた投稿が自分の役にたつ事、感動した事、だったりした場合、それだってまずは主たる投稿者さんを尊敬し、その投稿(情報)をみつけた方に敬意を払い、そんな段階が自然と並んでて、「役に立ちました。ありがとうございます。シェアします」とかコミュニケーションを交わすのは、敬意を大事にしたまったく自然な行為なんだと思いますが。(いえ、そんな行動を取らないでしらんぷりで「どうよ、こんなの見つけて来たけど」的な人(企業、国?)もたくさん居ますけど)

また、その敬意を重んじる感覚は、(少なく無い)日本人の感覚の素晴らしいトコだったりって心の底から想ったりしてます。こうした事を他国の人たちは、とっても「面倒くさい国民」て思ってるのかもしれませんが、日本てずっとずっとそう言った「青臭い」よーな事にこだわって成り立って来てる(稀少な)国で、もしそこが破綻してしまったら日本ぽくなるかなって思います。

あーそー言えば、この事業を始めた時に勉強がてら某国のアパレル業者さんを廻ったり、話を聞いたりしたけど、ブランドの模造品とか売り込まれたなぁ。日本で販売してる方々って、こんなやり方で販売してるんだぁと勉強に成りましたが、そんなの扱ったら結局自分の首絞める気がして成らなかったんで、一切手を出しませんでしたけど。法律と仲良くしながらお金稼いでる人いくらでも居るんで、って思いつつポリシーを固めておくと案外そっちには意識無く成ると思うんだけど。

 

って、人のやってる事を偉そーに言うつもりはまったくありませんけど、緩くではありますが自分の考えをお伝えしました。

 

しかしにしても「著作権」と言う考え方を大事にしない人が居るからこんな法律があるんでしょーけど、この法律が無かったら、人の著作物はどう扱うか?って考えてみると面白いかもですね。

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