第33回ジャパンカップを迎えて

By Cake6 (投稿者自身による作品) [GFDL (http://www.gnu.org/copyleft/fdl.html) or CC-BY-SA-3.0-2.5-2.0-1.0 (http://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0)], via Wikimedia Commons]
wikiより

 

ジャパンカップの意義

ジャパンカップももう33回目になるんだなと思うと、感慨深い気持ちになりますが、先日こんな投稿を眼にしたのでちょっと思ったことを。

曲がり角に来ているジャパンカップ国際レースとしての存在意義に陰り

yahooニュースで流れていたので、眼にした方も多いのではないかと思いますが、概略は、

こういった現状において、今あるジャパンカップを従来通りのコンセプトで続ける意味があるのだろうか。

 

 と言うエントリーでした。

 

ジャパンカップがくれた事

自分がジャパンカップを初めて見たのが、第6回の「ジュピターアイランド」が勝った年からになりますが、まだその時は北海道の牧場に居りまして、競馬の世界の右も左も分からない時でしたが、もの凄いレースなんだろうって事は、毎年ヒシヒシと感じていました。

おそらく牧場の社長さんや、調教師の先生なども皆このレースを何か違う目線で見ていた気がしたんですね。なんだか遠くの国で開催してる様な雰囲気で、とても現実的な位置付けでなく、参加するだけでも凄い事だと漠然とですが思ったりしていました。(親が怖がると、子供も怖がる。。みたいな)

 

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JRAホームページ
より抜粋

 

その後数年は日本馬が勝てず、第8回では「タマモクロス」と「オグリキャップ」2騎が、今年の凱旋門賞のように「どちらかが勝つだろう」とワクワクしながら見ていた記憶があります。しかし「外国のなんて事ない馬(失礼な物言いですが、この年は米国ペイザバトラー勝利)」に、本当に優秀な能力の持ち主のこの2頭は勝利を捥ぎ取られ、「あー日本馬は、これからこのレースずっと勝てないんだろうか。。」と、今年の凱旋門賞とまったく被った気持ちに成った記憶です。

その後、日本勢はまったく煮え湯を飲まされ続けました。来る年も来る年も東京競馬場のウイナーズサークルは、外国馬が悠々と逍遥していました。それを関係者は間近(自分のウチの庭みたいな)で見ていて、口では「スゲー馬だなぁ」って言ってましたが、この世界は本当に負けず嫌いな人が多いので(笑)、心では「ちくしょう」と悔しさを滲ませていたに違いありません。

しかし数年してエルコンドルパサーが登場し、その後日本馬4連勝、アイドル馬ディープインパクトが楽々勝利して、更に近年は牝馬が強いレースにも成っていたりと、昔は何だったんだろう?と思うほど、このレースは日本馬のレースと成って居ました。

Japan Cup
ペーパーバッグですが(Amazon)

 

地政学的に蚊帳の外に置かれていた日本の競馬

今考えるとこのレースは、サッカーの「トヨタカップ」とかなり被る運営側の思惑だった様な気がします。トヨタカップの説明は割愛しますが、そんな感じに同意される方も多いと思います。

過去、外国の馬産や競馬を尊敬していた日本人は、しかし優秀な日本経済を背景に、世界の強豪を誘致しその圧倒的感を経験する事で、レベルの底上げをしたと言うのは、これは現在の日本馬のレベルを見る限り、JRAを褒めるしかありません。

サッカーで言えば、その頃の日本サッカー協会ですか。

上記の「存在意義に陰り」は、もちろん競馬ファンであれば身近に感じている事ですが(参加メンバーを見てもですよね)、まず個人的にはこの頃にですね、馬主や競馬関係者に「圧倒的存在感な外国サラブレッド」を間近で見せてくれた事をまず、まずはJRAが評価されるべきなんじゃないかと思うのです。

別にJRAに媚を売るつもりもないのですが、しかし個人的にどうも記憶から抜けないのが、あの東京競馬場の地下の馬溜りで、悠々と逍遥運動するゴールデンフェザント、シングスピールやピルサドスキーの姿です。

そんな想いにぶつかって行った、藤沢厩舎や岡部ジョッキー、社台グループの気持ちや存在は、今日の日本競馬をどっぷりと土台として支えている事を忘れてはならないと思うのです。(「あーあの人であれだけやれるんだったら、私も」的な感じでしょうか。言い方不味いですが。。)

んで、そうした悔しい気持ちにさせてくれたJRAが、何より功労だと思っています。あの時代に東の最果てに馬を輸送させ、小寒い中、大事な馬を固い馬場の中2400m走らせる欧州の人の気持ちを考えると、いくらお金を貰ったって日本に行こうなんて思う訳がありません。(コレ、馬の輸送の手間や労力考えると、ホントよく来てたなって思います。)そんな中実際のメジャーリーガーな強豪達をたくさん誘致して、無事に何年も開催していた事は、ある意味「奇跡」に近い様な気もします。そして関係者のあの「悔しさ」を知らなければ、今の「強い日本馬」は無かったようなそんな気がします。

 

そして時代は、まだまだ流れる

ジャパンカップの意義について討論されるとなると、おそらく近々変革もあるんだろうなぁと思ったんで、ちょっと昔を思い出してみました。

何かね、個人的に思うのですが、これからは「アジア」の競馬にて主導権というか、もっとリーダーシップ取って行く訳に行かないのかな〜と思います。。(いえ、やってないとは言いませんが)今までたくさん欧州から教えて貰った事があるのだから、それをアジア諸国に還元する立場に、と言うかもちろんアジア諸国から尊敬される立場を築いて、日本競馬は真のリーダーシップを取って行かなければならない時期に居ると思います。競馬の力で韓国とまた仲良くなれる様にするとか(かの国との不仲にしても、政治的云々と言う前に、尊敬されてないんだなってトコはありますよね)。

この辺りは民間企業でない不自由さと固さが滲み出てますが(まずは、外国馬主の規約とかなんとかならないですか?JRAの考えるリスクは高まりますが、リスク取らない所に繁栄はあり得ませんし。softbankの孫さんと織田信長なら、すぐに動くと思われます。JRA自体が失速すれば、既得権なんてすぐ失われますし。)、そうこうしているうちに英語圏であるグローバルな香港とかシンガポールとかにすぐ置いてかれます。(きっと。だって英語圏の市場を見たら、どんだけ広いのよって話ですよね)経済から見てもフィリピンとかマレーシアが、今後盛り上がってくるのは必至ですね。

しかし現在は外国から日本に馬を購入しに来る時代ですから、本当に凄いですね。あっサッカーも、今の日本は強いですね〜〜忘れては成らない事、たくさんあるなぁ〜。。(最近特に忘れっぽいので)

 

過去の馬達の広告は、オジさん世代にはシビれますが。。

 

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