1964年東京オリンピックの年のダービー馬

2020年東京オリンピック開催決定!

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2020年のオリンピックが、東京開催で決定しましたね。今日は日本中がその話題で朝から大変な事に成ってます。新幹線開通もオリンピックに合わせる様にこの年の10月。んで、そう言えば1964年のダービー馬ってどの馬だろ?ご存知の方はよくご存知の話でしょうが、自分はまだこの世に存在してなかった時のお話なので、ちょっと調べてみました。

1964年東京オリンピックの年のダービー馬?

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日刊競馬で振り返る名馬 - シンザン(1964年・菊花賞)

なんと!あの、「シンザン」でした!!

シンザンは、オールドファンにはお馴染みでその名を聞くだけできっと高揚し、熱狂する名馬かと思います。ちなみに「鉈(なた)の切れ味」と表現された彼の走りは、競走成績を見ると確かにナリタブライアンのように後続をぶっちぎって勝つと言う事は無かった様ですが、終わってみれば19戦15勝、2着4回と言う連対率100%を誇り、3冠馬であり、1964年、1965年と2年連続で啓衆社賞年度代表馬(現在のJRA賞年度代表馬に該当)に当然の様に輝き、産駒にはミホシンザン、ミナガワマンナと言うクラシック馬も排出。36歳まで生き続け、現在までサラブレッド及び軽種馬の最長寿記録を保持。などなど、私もリアルタイムに彼の事を知りませんが、調べるとわんさと話題が出てきます。

*シンザンの主戦だった栗田勝騎手も、面白い存在だったみたい。

 

近代日本競馬のランドマーク的存在

管理していた故武田文吾調教師(JRA殿堂入り。)は、「この馬は、ゼニが絡まないと走らんよ」とのコメントが光る様に残っていますが、オープン平場(当時はありました)で、何か力の抜けた凡走をするんだけど(凡走といっても全て2着確保)、G1戦に成るともうそれは鬼の様に前の馬を交わしそれこそ「ザバ」っとナタで切り落とす様な走りを披露。

のちに岡部幸雄(元ジョッキー)氏に直接聞いた事ある話ですが、「シンボリルドルフも、同じタイプ」(勝つ事を知っているので、無駄な力は出さないタイプ)と言う談話も受けた事があります。あの当時史上最強馬と言われたシンボリルドルフの比喩の話にも出て来てしまう存在感です。

競馬の神様と言われた故大川慶次郎(競馬新聞記者。一日全レース的中など、当時競馬の神様と言われた人)氏もコメントを残してますが、「調教時計と競馬は、関係ないと教えられた」と言うのは、現在では当たり前の定説と成っています。

あと目に留まるのは、シンザン鉄。ある日担当厩務員が、後脚が前脚にぶつかるシンザンの歩様(ほよう)を認め、蹄鉄の先端にカバーをしたり、前脚にはシンザンのツメに直接後脚が当たらない様に、T字型のブリッジを渡したりいわゆる「シンザン鉄」(シンザン用に改良したもの)と言うのを、当時の装丁師さんが試行錯誤しながら開発。

その形から派生した鉄心蹄鉄やブリッジ蹄鉄など、これも現在では当たり前の様に使用されています。

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wikipedia(ウィキペディア)

現役時代馬体重が455-472kgであったりって所から、「調度良い馬体とは?」とこの時期の新馬が集まる時には、必ず出る話題ですが、だいたい大きくても小さくてもダメと言われる馬体の考え方ですが、、「あーここから来てたのね」と思いました。

現在でもまったく通じる長きに渡り競馬社会でのランドマーク的な存在だった「シンザン」。

数々のエピソードや日本の競馬にとっても重要な役割を果たしたあの「シンザン」がダービーに優勝した年だったとは。ちょっと意外な発見だったので、覚えておこうかなと思いました。

2020年も3冠馬、そして歴史的名馬が出る年となるかもしれませんね。

そうそう、故武田文吾名伯楽がとても印象に残る一言を残しています。

シンザンの引退の理由を聞かれて「シンザンがそう言ったから」だそうです。「卓越」と言うか「達観」ですね。素晴らしい!

 

1964年日本ダービーシンザン YouTube

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