【悲報】全てがドラマだったトウカイテイオー急死です。

スーパースターの死

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競馬史に残るスーパースター「トウカイテイオー」が30日に亡くなりました。25歳と言う競走馬にとっては比較的長生きな馬生でした。

まだ北海道の牧場に勤務していた頃に彼と出会ってから、もう20数年経つのだなと感慨深いものがあります。父「シンボリルドルフ」は、稀代の3冠馬。何か日本馬であるのだけど、当時とても「垢抜けた」雰囲気があり、「皇帝」とも称されたルドルフでしたが、トウカイテイオーも他馬とは異質のスター的な雰囲気を充分備えていました。

 

*トウカイテイオーの画像は、競馬写真家岡田修平氏のブログで公開しています。

The岡田修平 「【画像】トウカイテイオーの悲報を受けて、思い出す多くの事。(過去ストック写真より)」

 

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トウカイテイオーはルドルフの初年度産駒で、父譲りの知性を感じさせる風貌や父を彷彿させた走りで、瞬く間にスターダムへ。

何と言っても印象深いレースは、彼の日本ダービーです。新馬戦から跨がっている安田隆行騎手(現調教師。管理馬に現役のロードカナロア等、オープン馬を数多く管理しています。)を鞍上に、前走5戦目に皐月賞を制した1冠馬のスターは、もちろん1番人気。

 

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この時単勝オッズが1.6倍(よく覚えて居ます)。「どんだけ他馬が束に成っても(苦笑)敵わない」と言う同僚の言葉に、「自分もそう思うけどそこまで言うなら、単勝10万円行けますか?」と、お互いの自信を確かめたかったので、そう挑発的に同僚に言いました。

「いいよ〜!」と同僚。まだその頃給料は、牧場で勤務している若造の私の手取りで月に12〜13万円くらいの頃でしたから、この単勝馬券を外せばひと月静かに暮らす事に「確定ランプ」が点きます。ただ挑発してしまって、相手が思わぬ返事だったため、後に引けず自分も単勝10万円を購入

 

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普段から馬券はまったく買わなかったのですが、この時単勝10万円の馬券を握りしめながらテレビを観ていたのを覚えて居ます。4コーナー廻る彼は、府中競馬場の邪魔の居ない広い大外へ。この時勝利を確信するとともに出た言葉が「安田(騎手)ーー!落ちるなぁーーー!!」でした(先生、すみません苦笑)。10万円で自分がこんなに「おどおど」するのか?と感じましたが、何よりその興奮は今でも本当によく覚えて居ます。

直線半ば、他馬がもがく中持ったままの手応えから抜け出し一着でゆうゆうゴール!

 

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小さい一人の私に、これだけドラマを分け与えてくれた、トウカイテイオー。

人格者安田隆行への引退前のプレゼント。ルドルフの記憶と同化させていた岡部幸雄の喜びの顔。最後の有馬記念の田原成貴の男涙。全てが深いドラマの馬でした。

冥福を心より祈ります。

 

トウカイテイオーが急死 25歳、急性心不全か(スポーツ報知)

トウカイテイオーの戦績(netkeiba.com)

 

 

第58回日本ダービー トウカイテイオー

 

*文中写真は、イメージです。

トウカイテイオーの画像は、クレジット入りですが、競馬写真家岡田修平氏のブログで公開しています。

The岡田修平 「【画像】トウカイテイオーの悲報を受けて、思い出す多くの事。(過去ストック写真より)」

 

 

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